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ロンドン五輪柔道日本代表の成績、金メダルは女子の1個のみ(男子は史上初めて金メダルがゼロ)という結果に終わったことから、全日本柔道連盟の吉村和郎強化委員が「これはおれの責任」、また代表監督の篠原信一氏も「これは私の責任。特に選手に対して最も申し訳なく思う」と、それぞれ進退に言及する騒動に発展しています。

今回の「日本のお家芸」の不調について、各メディアもこぞって敗因分析を始めていますが、柔道のみならず、他の競技も苦戦が続いており、競泳ではメダル総数は前回を上回ったものの、「金を取れなかったことは反省すべきだ」と述べています。

3日現在のメダル獲得総数では前回や前々回アテネ五輪のペースを上回ってはいますが、日本代表の上村団長は「あくまで金にこだわって戦いたい」としながらも、開幕前の「金メダル獲得数15個以上で世界の5位以内」の目標達成は厳しいとの見方を示しています。

金メダル数を“下方修正” 苦戦の日本、団長が中間総括 - 産経新聞

そのような中、国のスポーツ強化費が、他国に比べて少ないことも指摘する声もありますが、文部科学省の今年度のスポーツ関係予算は238億円と、過去最高の額が計上されており、26億円がJOC(日本オリンピック委員会)へ配分されています。

また、"メダル獲得プロジェクト"として策定された『チーム「ニッポン」マルチサポート事業戦略"』には27億円が配分、「限られた資源を集中的・重点的に投下」という方針のもと、とくに柔道・水泳なが最優先の扱いとなっていました。

さらにロンドン五輪会場事業費約5億4000万円の「マルチサポート・ハウス」も開設、情報分析や栄養・体調管理のサポートを行うなどしています。

スポーツ選手の育成強化は、もちろん、お金の問題だけではありませんが、みなさんは、国はスポーツ強化予算をさらに拡充すべきだと思いますか?

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