[ロンドン 12日 ロイター] - 独紙ハンデルスブラットは、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る交渉で、EUが英国の離脱後2年間の移行期間について英政府に提案を行う可能性があると報じた。これを受け、ポンドは対ドル、対ユーロで上昇に転じた。

同紙がEU外交官の話として伝えたところでは、EUのバルニエ首席交渉官は、英政府がEUに清算金を支払い、離脱協定に署名することに合意する場合、離脱後も2年間はEUの単一市場と関税同盟にとどまることができるという提案を行う考え。

また、英政府には移行期間の間もEU加盟国としてのすべての義務を果たすことが求められるという。バルニエ氏は13日のEUの大使との会合でこの提案を行うとみられる。

報道を受けて、12日の外為市場では、ポンドが対ドル<GBP=D3>で0.4%超上昇し、1.3292ドルと、8日ぶり高値を付けた。

ポンドはこの日、バルニエ氏が記者団に離脱交渉が「行き詰まっている」と発言したことを受け、1.3122ドルまで下落していた。

ポンドは対ユーロ<EURGBP=D3>では3日ぶり高値の89.15ペンスに上昇。ハンデルスブラット紙の報道が伝わる以前は4週間ぶり安値で推移していた。