高橋秀樹[放送作家/日本放送作家協会・常務理事]

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スポニチアネックス(2017年9月9日付)が「フジ『27時間テレビ』今年は歴史 お笑い封印への思い『異論はなかった』」と題して放送当日の朝、チーフプロデューサーの中嶋優一氏のインタビュー記事を掲載している。

<以下、概略を引用>

*ビートたけし(70)が総合司会。関ジャニ∞の村上信五(35)が旅の「キャプテン」として番組進行をアシスト。「れきしサポーター」の林修氏(52)が知識面を担う。メイン通し企画「にほんのれきし博物館」の館長はバカリズム(41)。女優の波瑠(26)が「タビビト」として、たけし、村上と「にほんのれきし博物館」を見て回る。

*『めちゃ×2イケてるッ!』『笑っていいとも!』などを担当し、バラエティー畑を歩んできた中嶋優一氏がチーフプロデューサーとして中心になり『27時間テレビ』を手掛けるのは2004年、11年に続き、3回目。既に今回のテーマは歴史に決まっており、そこからチーフプロデューサーを任されたのは昨年12月だった。今回の『非お笑い』の指令にも『全く異論はなかったですね』という。

*中嶋氏「入社22年目になりますが、『27時間テレビ』にはほとんど毎年関わってきて、思い入れも誇りもありますし、テレビのお笑いの文化をバラエティー班全員で引っ張ってきたという自負もあります。風物詩も非常に大事だとは思いますが、とはいえ、長年続けていると『お笑い27時間』に対する関心や新鮮さが薄れてきたのも確か。飢餓感が生まれるまで無理にやる必要はないのかなと。そういう意味で、30年を区切りに『お笑い27時間』をいったん封印するというのは大賛成でした。ただ、近年、視聴率は苦戦したものの、みんなが一生懸命努力して『お笑い27時間』を作ったつもり。そこを否定しようとは一切、思っていません」。やるからには「そもそも、あまり歴史に興味がない人でも楽しめる番組にしたい。その一点ですかね。とにかく、たくさんの人に見ていただけるチャンスをつくりたい。12月から今日までの自分の一貫した仕事でした」

*老若男女問わず家族が一緒に楽しめるエンターテインメントを追求した。歴史というテーマは堅苦しく感じられるが、毎年おなじみの、たけし扮する金髪パンチパーマ姿のキャラクター『伝説の花火師・火薬田ドン』も登場。メイン通し企画『にほんのれきし博物館』はバカリズムのフリップネタの様相で、歴史を扱うとはいえ、全編を通じてフジらしく笑いの要素が詰まっている。

*中嶋氏「歴史を扱うような情報性のある番組を生放送にした場合、伝え切れないことが多くなるので、長めに収録してギューッと編集した方がいい。もう1つは、間違った歴史の情報は決して伝えてはいけない。極力それを避けるべく、収録の方が望ましい。生放送は30年間続けてきて、素晴らしいんですが、変える時は大きく変えた方がいいと思いました』

*ジャーナリストの池上彰氏が登場した『【昭和・平成】グランドフィナーレ 池上彰が見た!たけしと戦後ニッポン』について中嶋氏は「お互いがいるから、普段とは違う一面が出ていると思います。ほとんどは、その場で最年長の池上さんですが、今回は3歳年上のたけしさんがいるので、たけしさんを尊敬している『後輩感』といいいますか。記者時代に戻っている感じがしました」

<以上、概略を引用>