今月12日に披露されるアップルのiPhoneの新モデルに関する報道が相次いでいます。初代モデルから10周年記念となる今回は、デザインが抜本的に変わるほか、最高機種は、ライバルのサムスンのGalaxyの最新機種と同様に日本円で10万円すると一斉に伝えられています。

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米公共ラジオNPRは、On iPhone’s 10th Anniversary, Apple Has A Go At A Big Redesign(iPhone10周年記念でアップルは大きなデザイン変化にゴー)として、2007年にアップルが新しい電話を発表したとき、話題はキーボードがないことだったが、10周年となることし、12日に発表される新しいiPhoneではパスワードがなくなるかどうかが注目されていると報じています。

「アップルの記念機種はiPhone Xと呼ばれる見通しで、搭載された顔認証技術で本人確認を行う。指紋認証を行う現在の機能を置き換えることになるとみられる」ということです。

また、かつてない最高機種となるiPhone Xは、サムスンのGalaxy Note 8の最大960ドル(日本円で約10万4000円)に対して、1000ドル程度となる見通しだと紹介しています。

さらに、NPRはiPhone Xの画面が機体の全面となるほか、ホームボタンを廃止するなど数年ぶりの抜本的なデザインの変化になるとも報じています。

New York TimesとWall Street Journalはスマートフォンの価格に焦点をあてています。

New York TimesのSmartphones Makers Believe You Will Pay $1000 and Up(スマホメーカーは消費者が1000ドル以上払うと信じている)の中で、「スマホ時代に突入して10、アップルとサムスンは主力商品の値上げによって販売を増やせるという賭けに出た」としています。

アップルが12日にanniversary iPhone、iPhone 8、あるいはiPhone Xと呼ばれるとみられる最先端のモデルを発表すると指摘した上で「アナリストは小売価格が1000ドル程度になると予測している」といいます。

9月15日に発売されるサムスンのGalaxy Note 8は950ドル程度からだということで「1000ドルを超える商品といえば、これまではポケットサイズのデバイスというより家電だった」としています。

スマートフォンが今や携帯電話の機能のみならず、パソコン、ビデオゲーム、GPS、音楽プレイヤー、懐中電灯、お財布などの機能も果たしていることを踏まえて、「アップル、サムスンはこうした商品が不可欠となったことなどから多くの台数を販売できると考えている」といいます。

一方、New York Timesは、$1000 iPhone Risks Chilling Apple Abroad(1000ドルのiPhoneは海外で販売を冷え込ませるリスクも)と伝えています。

アップルが12日に発表する最新のiPhoneでは、顔認証やワイヤレスの充電などを初めて搭載する見通しだとした上で「価格についても新たな領域に踏み入れる。最新のiPhoneは1000ドル程度からとなる」ということです。

アップルの価格戦略は、ブラジルなどスマートフォンの販売が伸びている新興国での販売に水を差しかねないと指摘。その上で、「1000ドルのiPhoneが中国でどう受け止められるかが決定的になる」として、iPhoneが前の機種と見るからに抜本的に変わっていれば販売が伸びる可能性があると分析しています。