筆者が既婚者であるにも関わらず、頻繁に合コンに誘ってくるなど高い社交性が彼の魅力だが”このようなビデオを見て森さんはどう思うか”と、珍しく憤慨していた。

 ちなみに、海外に設置したサーバーを用い、日本人向けに日本人女優の登場する無修正AVを配信する脱法サイトは複数あるが、これらのサイトは中国や韓国の男性たちからも多大な支持を得ている。中国系のサイトには、日本人向け脱法サイトで映像が配信されるや否や、即日コピー映像がアップされる。それを日本国内のユーザーが閲覧するなど、脱法が脱法を呼び込む巨大な闇空間が形成されているのだ。

 話を戻そう。劉さんだけでなく、多くの中国人が件の”映像”に憤慨しているというが、当然だろう。筆者も早送りでつまみ見したが、女性や外国人の人権を蹂躙しており、とても正視できるものではない。右派を自称する筆者にとっても、まさに日本の評判を貶めるような、特に受け入れがたい内容である。

「私は歴史問題にはそこまで興味がない。日本も悪いことをしたが、中国だって悪いことをした。大切なのはこれから。アジアは特に仲良くしなければならないのに、日本人はなぜこういうことをするのか、そして喜ぶ人がいることはとても悲しい」(劉さん)

 申し訳ない、と一言謝ればよかったのか。筆者には返す言葉もなかった。というのも、劉さんが教えてくれた動画以外にも、実は韓国人女性を対象にしたAVもネット上に出回っている。

 韓国国内にまでわざわざ出向いた日本人の撮影クルーが、韓国人女性を言葉巧みにホテルなどへ連れ込み、性的ないやがらせを行う、といった卑劣な内容だ。もちろん「演技だ」「仕込みであり、ヤラセだ」という意見もあろうし、そうかもしれない。ただ、激怒して部屋を出る女性をニタつきながら見送る日本人男性スタッフの表情を見ていると、これが演技であれなんであれ、なぜこのような映像が制作されねばならないか、全く理解できない。