宮古島は絶品グルメの楽園だった! 郷土の料理に驚きと感動がとまらない、島民が愛する「名店の島グルメ」
Summary
1.海だけじゃもったいない! 実り豊かな宮古島はグルメの宝庫
2.夏が旬の島産マンゴーから伊勢エビまでパーフェクトなグルメぞろい!
3.本場仕込みの絶品イタリアン『ドンコリism』で肉料理! そして漁師の豪快地中海メシ『タヴェルナ・サンボ』で魚料理!


宮古島は「肉」「魚」「野菜」「果物」のすべてがパーフェクトなグルメの楽園!

宮古島は沖縄本土より南西側に位置し、宮古島本島を中心に伊良部島、来間島、池間島、大神島、下地島などの島が囲む。中でも、2015年より開通した伊良部大橋は全長3,540mとブルーオーシャンが望める絶景のドライブスポットになっている。

また、宮古島ならではのお祭りといえば、泥をまとい仮面をつけた神様「パーントゥ」が有名。無病息災を願い、体や家、車などに泥を塗ってもらう伝統行事だ。

また、お祭り好きな宮古島市民にとって、なくてはならないのが泡盛。宮古島特有の「オトーリ」という飲酒の風習がある。参加者の中で親を決め、1つの盃に注がれた酒を順番に飲み干し、親まで一周するというお酒が強い島民ならではの文化だ。

宮古島の暑さは6月~7月にかけてピークを迎え、南国フルーツの収穫が最盛期を迎える。中でも宮古島マンゴーは、とても甘くて、果汁の濃さがダントツ。街中にジューススタンドがあるので、マンゴーを使ったフレッシュジュースが喉の渇きを潤してくれる。

フルーツは、農協が運営する『あたらす市場』に集まってくる。宮古島で獲れた野菜や果物を求めて、島民だけでなく、ツーリストも足を運ぶ市場でもある。夏場はマンゴー、パッションフルーツ、スターフルーツ、シークワーサー、グァバ、ドラゴンフルーツなどの果物が旬になり、小ぶりで甘みの濃い島バナナは年中収穫される。

海産物はマグロとカツオは通年であがり、赤身魚が好きな人にはたまらない。またこの時季、伊勢エビの収穫が解禁されるので、豪快にお造りやブイヤベースなどで楽しみたい。島の魚であるグルクンも年中獲れるが、夏は全体的に島の魚の漁獲量も上がるので、活きの良い絶品の魚料理に出会えるお店を後ほど紹介したい。

そんな宮古島グルメと言えば、島民食の「宮古そば」や「ゴーヤーチャンプルー」がある。宮古島に来たら、まずオススメしたいのが老舗『古謝そば屋』の「ソーキソバ」(写真上・右)。昭和7年創業、宮古島で最も歴史のあるそば店だ。甘辛に煮つけた大ぶりなソーキ(豚のあばら肉)に、豚骨ベースでニンニクのきいたスープがよく合う。そして、内地ではお目にかかれない太めのそば。やはり島に来たら一度は食べたくなるはずだ。

また『カフェIrayoi』の「ゴーヤーチャンプルー定食」(写真上・左)もおすすめの一品。香ばしく焼かれたスパムとトロトロの玉子にご飯がすすむ。8時から開いていて、テラス席もあり、海を眺めながらの朝食は贅沢の一言だ。

イタリアで腕を磨いたシェフが生み出す「宮古島イタリアン」に夢中!

郷土グルメをランチで堪能した後、食の豊かな宮古島で、どんなディナーをいただくべきか……。島産の肉と魚を存分に楽しめる2店を紹介しよう。

まず、宮古島で肉料理と来たら、『ドンコリism』(写真上)を推したい。県産の牛肉、豚肉、ジビエを使った料理などを豊富にそろえており、肉食にはぴったりのイタリアンだ。

オーナーシェフの望月直樹さんは京都の出身で、宮古島に移住して10年になる。調理学校に通った後、イタリアへ渡欧し、トスカーナの肉料理専門店で修業。その後、エミリア・ロマーニャの魚料理専門店で腕を磨いた経歴を持つ。

趣味で行き来していた宮古島は「シチリア島のよう」と親近感を抱き、伊良部島で自身の第1号となるピザ店をオープン。続いて『ドンコリism』を開店。そんな望月シェフが生み出す宮古島イタリアンとは……? イチ押しの料理を紹介しよう。

まずは、パテ・ド・カンパーニュが乗った華やかな前菜盛り合わせ(写真上)。島豆腐を使用したカプレーゼや生ゴーヤーのピクルス、特製のパテには、パッションフルーツとマスタードのソースが添えられる。

オープンした当時、パンチェッタやトリュフ、アンチョビ、チーズなど宮古島では手に入らない食材ばかりだった。「無いものは仕方がない」と、シェフの工夫により、スク(アイゴの稚魚)を使って自家製アンチョビを作り、パンチェッタは島民になじみ深いスパムを代用した。

こうして島にあるもので代用していくうちに、望月シェフだからこそ産み出せる「宮古島イタリアン」を完成させたという。

中でも「パッションフルーツのリゾット」(写真上)は、島民を魅了する魅惑の一皿。イタリアでは柑橘フルーツのリゾットはよく食べるそうで、宮古島ならではの甘酸っぱいパッションフルーツとたっぷりのチーズを組み合わせた望月シェフ渾身の作だ。

お待ちかねの肉料理は、「伊良部島産豚肩ロース肉のグリル」(写真上)を。本当に豚肉なの?と驚くほど、よく脂が乗っていて非常にジューシー。

島の豚は奔放に育ち、柵を軽々越えて「迷い子になる」ほどアグレッシブなのだそうで、ストレスなく、素直に育った肉の質は、名高いブランド豚にも引けをとらない。宮古牛も捨てがたいが、ぜひ島産の豚肉も試してみてほしい。