4月7日夜行われた日本ペンクラブの集会「共謀罪は私たちの表現を奪う」についてはいろいろなところで報道されているが、当事者のひとりとして報告しておきたい。7日は金曜の夜だったので、国会前でも共謀罪反対の抗議行動が行われていたことを新聞報道で知った。
4月7日夜行われた日本ペンクラブの集会「共謀罪は私たちの表現を奪う」についてはいろいろなところで報道されているが、当事者のひとりとして報告しておきたい。7日は金曜の夜だったので、国会前でも共謀罪反対の抗議行動が行われていたことを新聞報道で知った。どうりで市民グループの人たちが会場に来てなかったわけだ。
集会の参加者は300人。ペンクラブの会長である作家の浅田次郎さんを始め、文学者や写真家、漫画家、ジャーナリストがリレートーク方式で次々と発言したのだが、自画自賛するわけではないが、かなり充実した面白い内容だった。NHKやTBSがニュースで報道したのを始め、多くの新聞でも報道された
内容はペンクラブのホームページで公開されている。
http://www.japanpen.or.jp/news/47_1.html
ちょっと驚いたのは東京新聞が8日朝刊の社会面をほとんど費やして発言者14人の要約と顔写真を掲載していたことだ。集会が終わったのは午後8時半だが、終了後会場で必死にパソコンに向かっている記者が何人かいたと思ったら、最終版にぎりぎり間に合わせたわけだ。
この報告の冒頭写真は東京新聞も一面に掲載したフォトセッションで全ての発言者が壇上にあがったシーンだが、あとで思ったのは、やはり手に何か横断幕のようなものがほしかったということ。頭上の看板のほうに頭がいっぱいでそこまで気が回らなかった。
以下、何人かの発言者の写真を掲載しよう。
発言する作家の浅田次郎さん
冒頭はペンクラブ会長である作家の浅田次郎さんの発言で、その後五十音順に雨宮処凛さんから発言がなされた。浅田さんの発言は、人間の命には限りがあるが法律は死なない,子どもや孫の時代にこの法律がどう使われるのか、今が大事な時だ、というものだった。
発言する雨宮処凛さん、香山リカさん
金平茂紀さんや香山リカさんは、沖縄では基地反対運動をしている人が次々と逮捕されており、まさに共謀罪の先取りが現実化していると訴えた。