牛島信(弁護士)

(あ、こりゃ離婚になるな)

梶田健助は、ソファに仰向けに横になったまま大事な忘れ物をしていたことに気づいた。

(俺はなにも要らない。紫乃が好きにしたらいい。

俺の財産なら、なにもかも全部あいつが取ればいい。