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<論点2:地下水管理システムの稼働状況について>
・地下水管理システムは順調に稼働しており、地下水は順調に低下してきている。ただA.P1.8mまで水位を下げるという目標は、ごく一部を除き達成していない。

・地下水の排水については全て下水排除基準を満たしている。

・地下水管理システムが稼働し続ければ、少しづつ地下水の浄化が進み、将来的な地下水環境基準の達成も見込める。このまま地下水が下がり続ければ問題ないが、しばらく水位の変化を見守る必要がある。
 

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<論点3:地下水の再調査方式を変えた理由等について>
・再調査はパージして、水位が戻るまで待つ通常の手順で調査

・ただし揮発を抑えるため、これまでのベーラーとは変え、ゆっくりと揚水する低流量ポンプを使用した

・パージ終了から採水までの時間による影響については、1時間、24時間、48時間の3つ試料を比較した結果ほとんど変化はなかった。よって当日採水と翌日採水はほとんど差はない。

・環境基準の100倍(1.0mg/l)と先行報道された5街区のベンゼン濃度については、0.8~1.0まで値が出ており、前回数値(0.79)から取り立てて上昇したというわけではない。

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<論点4:地下ピットの状況>
・地下水管理システムが稼働した影響で、地下ピットからは捨てコン以下に水が引いた

・地下ピットの排水も全て下水基準を満たしていた

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<論点5:豊洲市場における水質調査および空気測定の結果の評価>
・大気環境基準を見たしているが、ベンゼンの濃度が上がっている。これは都内全域で上がっており、豊洲独自の汚染の影響があったことが理由とは考えられない

・地下ピットの水銀の大気濃度は地下水管理システムが稼働し排水が進んだ結果、基準値以下に低下した

・12月時点では地下ピット内の水質はベンゼン、シアン、ヒ素、、水銀全て基準を満たしている

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<論点:地下ピットがある状態でのリスク管理対策>
・豊洲市場において地下水の利用は予定されてないため、地下水経由のリスクはない

・汚染土壌についてはA.P2.0メートル以深に自然由来の汚染土壌が存在するが、建物床面は敷均コンクリートまたは厚さ50cmの再生コンクリート砕石層となっており、建物以外の部分は50cm以上盛り土されているため、直接摂取のリスクはない

・地下ピットに水が溜まり水銀が気化し換気のない地下ピットに滞留することが確認されたが、1階部分に侵入している可能性はないので現状において問題はない

・将来的に床面にひび割れが生じたりして1階部分に地下の大気が侵入する可能性を考慮しても、地下ピットが現在測定されているレベルで保たれていれば問題ない

・対策の方向性としては、①地下水から気化したガスの地下ピット内の侵入防止、②地下ピット内の換気による濃度上昇防止が考えられ、また③地下ピット内のモニタリングが管理として重要になる

・このうち①の地下ピット内の侵入防止工事は環境を大きく変化させ別の問題を生む可能性があり好ましくないと委員から指摘

・②の換気についてなるべくシンプルで、構造に影響を与えない形で進めることが好ましい
との意見


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以上を踏まえて最後個人的に思うところですが、とりあえずは

・都庁の情報管理体制の問題について、都議会として早急に真相究明、再発防止策を求める
・地下水管理システムの稼働をしばらく見守り、問題があれば対策を取る
・地下ピットの換気方法について、新たな工事をするのか、ソフトで対応するのか決める

という三点が重要になってくるのではないかと思います。都庁のガバナンス問題以外は、確実に問題は解決に向けて進んでいるという印象です。

ではでは今回はこの辺で。