味噌汁、うどん、そば、鍋など、多くの和食に使われ、日本人の食生活に深く根をおろす“だし”。伏木亨『だしの神秘』(朝日新書)は、鰹と昆布の合わせだしを軸に、だしが満足感をもたらす科学的な理由や、これほどまでにだしを重視する料理の文化が日本に生まれた歴史的背景などに迫っていく。