食べログを運営しているカカクコムに異変が起きています。

カカクコム、超高収益企業が直面する「異変」上場来初の「下方修正」、何が起きているのか

通期の業績見通しを売上高450億円(従来予想比30億円減額)、営業利益を210億円(同20億円減額)に下方修正したのだ。これまで右肩上がりに成長してきた同社にとって、業績予想を下方修正するのは、2003年の上場来初めてのこと。これに株価も強く反応し、2015年1月以来の低水準に落ち込んでいる。

これ、分析では業界全体の不振を挙げているんだが、自分はAmazonではないかと思います。Amazonの商品はどんどん増えて特に電子系では検索しても一番安かったり、カカクコムで調べた最安価格の店ともわずかな差しかないことが多い。

加えてAmazonの場合は、Amazon.co.jpが発送する商品については開封してみて「気に入らない」というだけで返品が可能なのだ。手にしてみたら安っぽいとかいうのでもよい。また、カカクコムで最安値は通販のみの零細店舗も多く、商品がなかなか届かなかったりしたこともあった。これじゃAmazonに移行しちゃって当たり前だ。

で、食べログはというと

それでも全体で増益を維持できたのは、売上高の4割強を占めるグルメサイト「食べログ」の好調によるものだ。こちらは飲食店からの広告・課金収入と、有料会員収入に支えられており、いずれも前年同期比で順調に拡大した。ただ、食べログもいつ成長の限界に達するかはわからない。グルメサイトの分野では、長年のライバルである「ぐるなび」「ホットペッパーグルメ」に加え、2010年創業のベンチャーが手掛け、実名制のレビューをウリにしている「Retty(レッティ)」など新興勢力も台頭している。

中略

ところが、ある飲食店の店主が「食べログのオンライン予約を使ってもらわないと検索の優先順位を落とす」と営業担当者に告げられたこと、時を同じくして自身が経営する店舗の評価点(5点満点)が3.0まで下がったことなどをツイッターに投稿、一気に悪評が拡散したのだ。これに対し会社側は「表示される点数やランキングは、オンライン予約機能を利用しているかどうかに関係ない。点数が下がったのは同時期に全店を対象とするアルゴリズム(点数の算出方法)の変更を行ったため」と説明しているが、現在も事態が完全に沈静化したとはいえない。

ということで、好調ではあるが不安要素が多い。特に実名制のRettyは昨年に月間ユーザー数2000万人達成をした。食べログの月間ユーザー数が昨年9月で約7,559万人/月だから、その1/4まできたわけ。Facebookログインで実名だから同業者の悪口も書けないし、身内のヨイショもしにくい。自分も最近はRetty使うし、書き込むのはこちらだけです。食べログに書き込んだことはない。

そもそも食べログのコンテンツは誰が作ったの?

さて、食べログのビジネスモデルであるが、多少の記事はあるものの、大半はユーザー、つまりそのお店に行った人の投稿がコンテンツ、つまり資産です。食べログはその上でビジネスをしているわけですね。お金をもらってるのは店舗からかもしれないが、ユーザーがオンライン予約をすれば夕食は200円/人、昼食は100円/はいるわけで、もともとのお金はユーザーが払うわけですよね。

ということは、利用ユーザーが減れば、売り上げは落ちる。さらにネットの世界ではいったんユーザーが離れだしてほかに移ると一気にそれが進む。かつてmixiが「足跡機能のスパムのクレームがうるさすぎて対応できないから足跡機能をなくそう」とやってしまった結果がどうなったか。それと同じです。したがって食べログが最優先すべきはユーザーの利便性であるのは間違いないです。ユーザーが評価するから飲食店はお金を払うのです。

しかし今の食べログはどうもこれを分かっていない節があるようです。

ユーザーの立場に立たない食べログに未来はあるか

先日、こういうエントリーを書きました。

いまこそ、8割の非喫煙者よ立ち上がれ。我々の意志を示すのだ(具体策あり)

食べログは「喫煙可」「禁煙」の表記を義務づけしていないため、いままでも入ってみたら隣の客が煙草を吸い出したり、あろうことか灰皿はないのに店主が吸い出したりとかいろんなイヤなことがありました。私くらい心臓に毛が生えていれば、注文したあとでも「タバコ臭いから出る」といえるのだが、普通は我慢するでしょう。つまりはっきりと喫煙店と表示しない店は「喫煙者の客は失いたくないので、非喫煙者には我慢してもらえばいい」という立場なわけですね。